このページでは、ブロックチェーン技術やNFTを使った「NFTゲーム」で、よく使われるチェーン(ネットワーク)をまとめています。
チェーンによって必要な仮想通貨やウォレットが違ったりするので、よく確認しましょう。
一般ゲームで言うならハード機の違いみたいなもん!
目次
NFTゲームにおいてのブロックチェーン
NFTゲームでは、ブロックチェーン技術を使います。
ネットワークに接続しているコンピューター同士で情報を共有し、データの改ざん等をすぐに見つけることができ、取引に透明性を持たせる。
ビットコインを始めとする仮想通貨も、ブロックチェーン技術を採用しています。
ですので、NFTゲームも仮想通貨が稼げるわけですね。
一般的なゲームに比べて、NFTアイテムのトレードが誰でも確認したり、ゲームで使われる仮想通貨の売買の動きも分かって、透明性があります。
ハード機の違いのようなもの
で、使われるブロックチェーンの違いというのは、簡単に言えばハード機の違いみたいなものです。
家庭用ゲーム機でも、PS5やNintendoSwitchなどの様々なハード機があります。
その中で、いろんなタイトルがリリースされます。
それと同じで、使われるチェーンが違うだけです。
ガス代(手数料)や処理速度の違いなどが違います。
ゲームの遊び方は、チェーン問わずゲームによって様々です。
ただ、現段階で言うと、一般ゲーム機のように「PS5・Switchだから売れる」みたいな差はほとんどないです。
「このブロックチェーン技術を使ってるから人気」はまだないです。
有名なチェーンであれば、おおむね問題ないでしょう。
チェーンが違うとどうなる?
✅基軸通貨
✅ウォレット
✅ガス代(手数料)
✅処理速度
基軸通貨
チェーンが違うと、基軸通貨が違います。
日本だと日本円、アメリカならアメリカドルが使われるのと一緒です。
イーサリアムチェーン:ETH
Polygonチェーン:MATIC
Solanaチェーン:SOL
ゲームを始める際に、まずは基軸通貨を用意して、NFTを買うことが多いので、ここら辺はチェーンの違いをよく感じるでしょう。
ウォレット
仮想通貨を保管するウォレット(財布)も、チェーンによって違います。
Metamaskウォレット等は、いくつかのチェーンに対応していますが、いくつか対応していないチェーンもあるので、ウォレットを持っていない場合は、新規ウォレットを作らないといけません。
・イーサリアム
・BSC
・Polygon
・Avalanche
・Arbtrum など
ゲーム内ウォレットを作る場合もあるよ!
ガス代(手数料)
ブロックチェーン技術では、アクションを起こすときに、ガス代(手数料)がかかります。
チェーンによって、金額の大小の違いがあります。
一般的には、イーサリアムチェーンはガス代が高く、BSCチェーンなどはガス代が安いです。
まあ、ガス代に関しては、こちらではどうしようもないので、プレイするゲームに合わせる感じになります。
ゲーム開発会社も、なるべくガス代などのコスト負担は少なくなるようなチェーンを選びます。
今のところは、そこまで深く考えなくていいでしょう。
処理速度
ブロックチェーンの承認処理速度など、ゲームのテンポに関わります。
がしかし、こちらもプレイヤーが考えてもどうにもならないので、深く考える必要はないでしょう。
人気のチェーン
Polygon
✅基軸通貨:MATIC
✅代表ゲーム:キャプテン翼RIVALSなど
人気チェーンの1つ。ガス代が安い。
色々なゲームに使われている。
Metamaskウォレットにも対応していて、プレイしやすい。
BSC
✅基軸通貨:BNB
✅代表ゲーム:Yuliverse・MEEETなど
こちらも人気チェーンの1つ。ガス代が安い。
有名取引所BINANCEが作ったチェーン。
色々なゲームに使われている。
Metamaskウォレットにも対応していて、プレイしやすい。
Solana
✅基軸通貨:SOL
✅代表ゲーム:STEPN・Genopets・Auroryなど
人気チェーンの1つでもあるが、FTX事件以降あまり採用するゲームが少なくなった。
ガス代が安い。
Metamaskウォレットには対応しておらず、別でファントムウォレットなどを作る必要がある。
ただ、STEPNのようにゲーム内ウォレット内蔵してる場合もある。
Avalanche
✅基軸通貨:AVAX
✅代表ゲーム:Monsterra・Crabadaなど
こちらも人気チェーンの1つでもあるが、最近ではあまり見なくなった。
ガス代が安い。
Metamaskウォレットに対応してて、プレイしやすい。
Arbtrum
✅基軸通貨:ArbETH
✅代表ゲーム:The Beacon・MODragonなど
イーサリアムのレイヤー2。最近、このチェーンを使うゲームが増えてきた。
イーサリアムと違って、ガス代が安いのが特徴。
Metamaskウォレットに対応している。
今後も対応ゲームが増えていきそうな予感。
SUI
✅基軸通貨:SUI
✅代表ゲーム:Abyssworldなど
高速L1ブロックチェーン「Sui Network(SUI)」
2023年5月にメインネット稼働した新しいチェーンだが、ゲームでも多く使われている。
SUIのエアドロップなどでも話題になった。
まだ、本格稼働しているゲームは少ないが、これから増えていきそうだ。
ImmutableX
✅基軸通貨:IMX
✅代表ゲーム:illuvium・GodsUnchainedなど
取引手数料無しで秒間9,000回の取引を処理できるイーサリアムL2チェーン。
有名ゲームにも使われている。
こちらも、まだ本格稼働しているゲームは少ないが、ビッグタイトルが多いので注目されている。
OASIS
✅基軸通貨:OAS
✅代表ゲーム:三国志大戦(仮)など
ゲーム特化型ブロックチェーン。手数料無料。
SEGAやスクエニ・ソフトバンクなど、日本のビッグ企業などとも提携している。
日本の企業が関わっているということで、期待大。
こちらも、まだゲームはあまりリリースされていないが、日本を中心に普及していきそうな予感。
その他
✅Aster:日本発ブロックチェーン。数は少ないが注目タイトルあり。
✅EOS:ゲーム「Upland」で主に使われている
✅WAX:海外を中心に人気
✅HIVE:ゲーム「Splinterland」で主に使われている
など、種類は色々あるが、1つの人気タイトルのユーザーがほとんどというチェーンもある。
とりあえず、頭に入れておくだけで良い。
まとめ
✅チェーンによってガス代・処理速度などが違う
✅有名チェーンならゲーム人気の差はあまり出ない
✅結論、そこまで気にしなくていい
使用されるチェーンの違いは、ガス代・処理速度・使用ウォレットなどです。
しかし、有名チェーンならば、その違いはあまりなく、そこまで気にしなくてもいいでしょう。
人気になるゲームは、大体有名チェーンを使っています。
チェーンによって使われる仮想通貨などは違うので、知識として頭には入れておきましょう。
実際にプレイしないと分からないことも多いと思うので、プレイしたいゲームが利用したことないチェーンだったらその都度調べる感じで大丈夫です。