BCG(ブロックチェーンゲーム)の「SpaceNation(スペースネーション)」はどれだけ稼げるのか?
やり方から攻略方法までまとめてみました。

宇宙MMORPG!
目次
SpaceNationとは
SF宇宙MMORPG

広大な宇宙を舞台にしたSFテーマのMMORPG(大規模多人数オンラインRPG)です。
プレイヤーは宇宙空間を探索し、資源を集めたり敵と戦ったりしながら、自らのストーリーを紡いでいきます。
次世代のWeb3ゲームとして位置づけられており、ブロックチェーン技術を活用したメタバース的な世界観を持つ点も特徴です。
ゲームエンジンにはUnreal Engine 5が採用されており、映画さながらの高品質なグラフィック表現が期待できます。
開発元・パートナー
開発元はSpace Nation社で、同社がプロジェクト名と同じタイトルのゲームを開発・運営しています。
開発チームは非常に豪華で、総開発予算は約4,000万ドルにのぼり、企画開始から3年間にわたってAAA級の体制で開発されました。
共同創設者として映画『インデペンデンス・デイ』の監督であるローランド・エメリッヒ氏が参加しており、その映画制作で培われた経験がゲームの奥深いストーリーに活かされています。
資金面では、累計約70億円(約5,000万ドル)の資金調達に成功しており、Foresight VenturesやHashKey Capital、SevenX Venturesといった著名なWeb3投資ファンドが出資しています。
ブロックチェーン面でのパートナーとしては、Immutable X(Ethereumのレイヤー2ネットワーク)上でゲームを展開する計画で、Polygon社のzkEVM技術も活用する協業が発表されています。
ゲームシステム

ゲームプレイは大きく「サバイバル」「探検(探索)」「戦争」の要素に分けられます。
まずプレイヤーは自分の宇宙船を製造・所有し、それをアップグレードしながら未知の宙域へ冒険に出ます。
新たな惑星を発見したら、そこで資源や素材を採集して更なる船や装備の強化に役立てます。
単に惑星を「征服」するだけでなく、現地に暮らすNPC住民と協力してミッションをこなしたり、植民地化してその惑星を開発・発展させていくことも可能です。
このように惑星の領土拡大や開発もサバイバル要素の一部となっています。
探索(探検)

宇宙空間の隅々まで飛び回ってレア資源やNFTクラフト用の素材を収集できます。
集めた資源で武器や宇宙船、装備をクラフトし強化することが、後述の戦闘パートで勝ち抜くために重要となります。
こうした下準備を経て、プレイヤーはPvEやPvPの戦闘コンテンツに臨むことになります。
戦闘

戦闘はTPS視点のシューティング形式で行われ、宇宙海賊や異星人などとの戦いに加えて、プレイヤー同士の対戦(PvP)も発生します。
戦闘には様々なスケールがあり、一騎打ちのような小規模戦から、ギルド同士による大規模な艦隊戦(GvG)まで用意されています。
戦闘では戦略が重要で、宇宙空間の隕石帯や建造物などを利用した戦術的な立ち回りが勝敗を分けます。
自分の宇宙船に多彩な武器やモジュールを装着し、遠距離攻撃型・重装甲タンク型・ステルス奇襲型といったカスタマイズも可能です。
また、後述のギルド要素とも絡みますが、将来的にはレイドボス戦など複数プレイヤー協力型のPvEコンテンツも実装予定で、単なる対戦ゲームにとどまらない協力プレイも楽しめるようになる見込みです。
ギルド

プレイヤーはギルドに所属することで、新たなゲーム体験が開かれます。
ギルドは共同で惑星に資源を投資することで、その惑星を発展させ支配下に置くこと(領土化)が可能です。
ギルド同士の勢力争いでは、直径数十kmにも及ぶ巨大戦艦を建造し、戦闘時の拠点や前線基地として運用できます。
これらの巨艦は移動要塞兼リスポーン拠点として機能し、ギルドメンバーに物資補給や出撃拠点を提供するなど、大規模戦闘における戦略拠点となります。
ギルド単位で惑星を守護したり他勢力の侵攻に備えたりと、陣取りゲーム的な要素も楽しめるでしょう。
トークン(仮想通貨)
SpaceNationの経済圏には主に2種類のトークンがあります。
OIKトークン

SpaceNation全体のエコシステムトークンで、ガバナンストークンに位置づけられます。
プロジェクトの方針決定の投票権となるほか、NFT購入やDAO参加権、ホルダー限定エアドロップへの権利付与など様々なユーティリティを持つ予定です。
総供給量は10億枚で、今後10年間かけて徐々にアンロックされる計画です。
2025年3月12日に上場予定です。
CHRトークン
ゲーム内通貨として使われるトークンです。ゲーム内マーケットプレイスでアイテム売買に使ったり、プレイヤー間トレードの決済に利用されます。
いわばゲーム内の経済活動の基軸通貨です。
CHRについては当初オフチェーン通貨として実装される予定で、正式リリース後の状況を見てオンチェーンの暗号資産(代替可能トークン)にするか判断するとされています。
つまり、リリース直後はゲーム内専用マネーですが、将来的に需要があればブロックチェーン上で流通する可能性があります。
稼ぎ方
SpaceNationはPlay to Earnの要素を持つブロックチェーンゲームでもあります。
ゲーム内外で様々な形で報酬(仮想通貨やNFT)を獲得する機会が提供されています。
プレイ実績によるトークン配布
最大の特徴は貢献証明(Proof of Contribution, POC)と呼ばれるシステムで、ゲームへの貢献度に応じて毎週OIKトークンが自動配分される仕組みです。
SpaceNationでは総発行量の50%にあたるOIKトークンを10年間にわたりゲーム参加者に還元する計画であり、プレイヤーはゲーム内での実績や資産、活動量など様々な要素をポイント化した「貢献度スコア」に基づいて、定期的にOIKを受け取ることができます。
公式にはシーズンごと(週次)の報酬計算式も公開されており、自分のスコアが全体に占める割合に応じてOIK報酬が割り当てられる方式です。
このPOCメカニズムにより、プレイすればするほどゲーム内経済の利益配分を得られる形になっており、単なる初期参入者有利の設計ではなく継続的な貢献が報われる設計となっています。
NFT売買

また、ゲーム内で得たアイテムや素材をNFT化して売却することも稼ぎ方の一つです。
集めた資源や製作した装備品をブロックチェーン上のNFTとして発行し、他のユーザーに売買することができます。
例えば探索で手に入れたレア鉱石をNFT化してマーケットプレイスで売ったり、自分の強化した宇宙船(NFT)を取引する、といったことが可能です。
ゲーム内のクラフト要素を駆使してより価値のあるNFTアイテムを創出し、それをプレイヤー間取引することで収益を上げるプレイスタイルも考えられます。
実際、本作ではNFTのクラフトが重要な位置を占めており、様々な素材を集めて多くのNFTを自作することが推奨されています。
これらNFTを売却すれば仮想通貨収入に繋がるため、ゲームを遊びながら経済的リターンを得ることも十分に狙えるでしょう。